深山靖宙原作、もちんち作画の異世界転生ものシリーズ最終巻。オタク少女ミカが魔術師が普通に生活する世界に転生してしまい、生きていくために必死で持てるオタク知識をもって、コミック〇ーケットによく似た魔道書展示即売会マジケ開催を主催してしまうもの。ついでに冒険者や魔導師たちを仲間に引き込んで魔道書印刷会社まで立ち上げて悪戦苦闘する様を描いた漫画。この最終巻では遂に日本へ帰れる魔術のキッカケを見付けて、一旦はマジケ開催を仲間たちに託してミカ自身は現代日本へ戻る決意を固めるものの、あっというどんでん返しも有って楽しく読めるフィナーレを迎えます。とにかく魔術が使える世界観を表現する作画の美しさが際立つ作品。個人的には何処かの戦車道が流行る地方によく似たローアライのグルメにミカがドップリと嵌まる秀逸な3巻も含めて、出来れば全巻併せて読んで欲しい漫画でした。